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お役立ち

生クリームが泡立たない時の対処法と原因は?冷凍庫や酢は間違い?

生クリーム

お菓子を作っているとよく使うのが生クリーム。

なかなか泡立たないという経験をされた方も、たくさんいるんじゃないでしょうか?

生クリームが泡立たないときの対処法を紹介していきます。

泡立たない生クリームに、お酢やレモンを入れると泡立ちがよくなる?という噂もありますが、本当なのかも調べてみましたよ。

古い生クリームを復活させる方法も紹介しているので、そちらもぜひご覧ください。

ぜひこれからのお菓子づくりの参考にしてみてくださいね。

生クリームが泡立たない原因6つ

生クリーム

生クリームが泡立たない原因は以下の6つ。

  1. 脂肪分が低い生クリーム
  2. 室温・湿度が高い
  3. 混ぜるスピードが遅い
  4. 分離している
  5. 砂糖の量が多すぎる
  6. 器具が汚れている

では、ひとつずつ見ていきましょう。

①脂肪分が低い生クリーム

乳脂肪分の低い生クリームや植物性のクリームは、泡立ちにくい傾向にあります。

これは、クリームの中の脂肪球の数が少ないために、混ぜても脂肪球同士がぶつかりづらいから。

ケーキなどのデコレーションに使いたい場合は、乳脂肪分35%~50%や植物性脂肪40%のものがおすすめです。

商品のパッケージに脂肪分が何%入っているのか書かれているので、気にしてみてくださいね。

②室温・湿度が高い

生クリームをホイップするときの適温は、5~15℃といわれています。

それ以上高くなってしまうと、クリームの中の脂肪が高温になり柔らかくなってしまうために、空気を巻き込むためのしっかりした骨格を作ることができなくなります。

もしホイップをしてしまったら、1分以内にやめて一晩冷蔵庫で冷やしてから、再度ホイップするといいですよ。

また、生クリームは湿度にも弱いです。できるだけ乾燥した部屋で泡立てたほうがいいですね。

③混ぜるスピードが遅い

生クリームを泡立てるときは、素早くかき混ぜることが大事です。

素早くかき混ぜると、脂肪分に含まれる脂肪球同士がぶつかりあって泡立ちが良くなります。

できれば、手動でかき混ぜるより電動のハンドミキサーなどを使って、素早くかき混ぜたほうが楽にきれいに仕上がりますよ。


④分離している

賞味期限が切れた生クリームは分離してしまうことがあります。

また、賞味期限が切れていなくても脂肪分の高い生クリームだと、移動中の振動や衝撃で分離してしまうことも。

その場合の対処法は、後ほど紹介する古い生クリームは復活できない?をご覧くださいね。

賞味期限が切れている生クリームを使用するときは見た目やにおい、味に注目し傷んでいないか注意して使ってくださいね。

⑤砂糖の量が多すぎる

砂糖の量はクリームに対して6~8%が目安です。最大でも10%までしか入れてはいけません。

それ以上の砂糖を入れてしまうと、クリームの脂肪分の割合が低下しうまくホイップできなくなってしまうそう。

砂糖の量は200㎖のクリームに対して、大さじ1杯半が目安ですよ。

⑥器具が汚れている

上記のどの項目にも当てはまらなかった場合、ボウルや泡だて器などの器具がよごれていませんか?

生クリームは水分や油分に弱く、その汚れに反応して分離し泡立ちにくくなってしまうことがあります。

また、氷水をボウルの下にあててホイップする場合、その水が誤って入ってしまうのも泡立たない原因に。

水が入らないように注意しながら泡立ててくださいね。

生クリームが泡立たない時の対処法は?

悩む女の人

かき混ぜる方向を時々変えてみる

ずっと同じ方向でかき混ぜ続けていませんか?

時々かき混ぜる方向を変えることで、生クリームの中にある脂肪球の流れが変わって泡が立ちやすくなりますよ。

生クリームのボウルを氷水で冷やしてみる

混ぜている間、温度が上がらないように生クリームの入っているボウルの下に氷水をあてて、冷やしてみましょう。

ボウルの温度がホイップするときの適温になって、泡立てやすくなりますよ。

また、早く冷やしたいという思いから、冷蔵庫ではなく冷凍庫に生クリームを入れてはいませんか?

生クリームを液体のまま冷凍庫に入れてしまうと、脂肪分と水分が分離する原因になってしまいます。必ず冷蔵庫で冷やしましょうね。

柑橘系の汁・酢を入れてみる

いろいろ試してみてもうまく生クリームが泡立たないときは、柑橘系の汁(レモン、ゆず)やお酢を入れてみましょう。

生クリームのカゼインと柑橘系やお酢に入っている酸が反応することで、生クリームが固まり始めますよ。

生クリームに入れる量は、200㎖に対して4~5滴

このくらいならほのかに酸味を感じるくらいで、おいしい生クリームができあがりますよ。

ジャムを入れてみる

柑橘系の汁やお酢の代わりにジャムを入れてみるという方法もあります。

ジャムに含まれているペクチンが、生クリームが固まるのを助けてくれるのです。

生クリームに入れるジャムの量は、200㎖に対して大さじ2ほどが目安。

この方法は、柑橘系の汁やお酢にくらべて、ジャムの色や風味が付いてしまうかもしれないので、生クリームそのものの味を楽しみたい人にはあまりおすすめできません。

古い生クリームは復活できない?

ボウル 泡だて器

賞味期限がすぎていなかったり、腐敗がなければ古い生クリームは食べられます。

古い生クリームの中に浮かぶ固まりは、脂肪分が分離したものなんですね。

今から紹介する方法で、古い生クリームでも泡立てられるほど復活できますよ。

①少量の牛乳かヨーグルトを大さじ1ほど用意
②冷水に浸しながら静かに混ぜてなじませる

これをすると脂肪分が消えてなめらかになり元通りになります。

ただし、牛乳や生クリームを入れすぎると全体が緩くなってしまい泡立ちにくくなってしまうので注意しながら行ってくださいね。

生クリームが泡立たない時の対処法と原因は?冷凍庫や酢は間違い?まとめ

生クリーム

生クリームが泡立たないときの原因と対処法は?酢や冷凍庫は間違い?はいかがだったでしょうか。

今回紹介したことをまとめておきますね。

・生クリームの脂肪分が低いと泡立ちにくい。
・混ぜるスピードや方向を気にする。
・生クリームの温度が高くなると泡立ちにくい。
・器具が汚れていないか確認する。
・泡立ちにくいときは柑橘系やお酢、ジャムを入れる。

これらのことを気にしながら、ぜひ生クリームを作ってみてくださいね。

おいしい生クリームができますように。