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とはずがたりはやばい暴露本?あらすじは現代語訳だとどうなる?

本

鎌倉時代に成立した文学作品「とはずがたり」は、やばい暴露本だと噂されています。

宮廷の男女達が愛欲に溺れていく様が、実話として暴露されているのです。

しかも、その内容はかなり赤裸々で生々しいもの。

一方で、「とはずがたり」は世界的にも評価されています。

一体どんな作品なのか、古典文学に詳しくない方でも気になりますよね。

この記事では、「とはずがたり」のやばい中身について紹介します!

とはずがたりはやばい?

毬と着物

なぜ、「とはずがたり」はやばいと言われるのでしょうか?

その理由について深堀りしていきましょう。

主人公・二条の恋愛遍歴がやばい

主人公は、後深草院二条(ごふかくさいんのにじょう)という貴族の女性。この作品は、彼女の自叙伝となっています。

彼女は後深草上皇の愛人として仕える一方で、他の複数の男性とも求められるままに関係を持ち、父親の違う子供を合わせて4人産んでいます。

なかなかやばい恋愛遍歴ですよね。

宮廷の内情暴露がやばい

この作品は、鎌倉時代の中期以降が舞台。武士が権力を持ち、天皇の持つ政治的な影響力は衰えていました。

宮廷には退廃的な雰囲気が漂い、暇を持て余した天皇家を中心にその性事情も乱れたものになっていきます。

「とはずがたり」は昭和13年に発見されていましたが、当時の天皇は神のように崇められる存在でした。天皇家の恥ずかしい暴露本など、世に出せるものではなかったのでしょう。

当時は宮内庁で禁書的な扱いを受けており、公刊となったのは昭和25年になってからのことだそうです。

文学作品としては世界レベルでやばい

「とはずがたり」は、文学作品として世界レベルで評価を受けています。

実名でありのままを告白する作品は、古典文学では稀。その点にも注目が集まったのでしょう。

また、歴史的資料としても価値がありました。

以下に、その反響の一部を紹介します。

  • 1974年アメリカで翻訳され、全米図書賞を受賞
  • 1981年ブルガリアで出版され、ベストセラーとなる
  • 2022年日本の共通テストの問題に採用される

とはずがたりのあらすじや現代語訳

和室

ここまで書くと、「とはずがたり」のあらすじが気になりますよね。

現代語訳ではどのような意味を持つかについても、簡単にご紹介します。

あらすじ

前半は煌びやかな宮廷を舞台に、二条をめぐる男女の愛欲の物語が展開されます。

後半からは、目に余るほど宮廷内の風紀を乱したことで御所を追放されてしまった二条が、尼僧となって各地の寺社をめぐる旅の様子が語られます。

以下、おもな登場人物を、二条との関わりを中心に紹介します。

人物名 説明文
後深草院二条(主人公) 美貌に恵まれた貴族の女性。4歳から後深草上皇の御所で暮らし、14歳のときに思いがけず後深草上皇の寵愛を受けることに。

その後も、宮廷内で数々の男性を虜にしていく。4人の子供を産んだが、ほとんど手元で育てることはなかった。

後深草上皇 89代天皇。幼い頃、二条の母である大納言典侍に恋していた。大納言典侍への恋が叶わなかったため、娘の二条をいずれ自分のものにしようと、手元に置くことにする。

一方で、二条に女遊びをするための手引きをさせたり、二条が他の男性と関係を持つことを容認(ときには指示)する。

二条との間に子供が一人いたが、幼くして亡くなっている。

西園寺光兼(雪の曙) 公家の男性。二条の初恋の相手。二条との間に子供が一人いた。
性助入道親王(有明の月)

※諸説あり

仁和寺の高僧で、後深草上皇の異母弟。

二条に異常なほど恋焦がれた人物で、二条との間に2人の子供がいた。

亀山院 90代天皇。後深草上皇の実弟。

後深草上皇の容認のもとで、二条と関係を持つ。

兄である後深草上皇よりも両親から重宝されたため、後深草上皇から妬まれ、兄弟の仲は険悪。のちの南北朝時代のきっかけにもなった。

近衛大殿 関白の男性。

二条は後深草上皇の指示で、彼と関係を持つことになった。

こうして見ると、二条の奔放さは凄まじいですね。

そしていくら当時が一夫多妻制であったとはいえ、後深草上皇の好色ぶりにもぎょっとさせられます。

失恋した相手の娘である二条を自分の愛人にしたり、その二条を他の男性に差し出してみたり(その情事を障子1枚隔てた先で聞いていることもある)、一体どういう神経してるの?とツッコミたくなります。

一方で、こんなやばい愛憎劇を、もっと覗いてみたくなる気もしますね。

現代語訳だと意味は?

「とはずがたり」の意味は、「人から聞かれていないのに自分から語りだすこと」です。

波乱万丈な人生を誰かに伝えたいという、二条の強い意思を感じますね。

とはずがたりはやばい暴露本?あらすじは現代語訳だとどうなる?まとめ

和風の家

「とはずがたり」がやばいと噂されるその内容について、あらすじとともに紹介しました。

以下、まとめます。

  • 「とはずがたり」の主人公・二条の恋愛遍歴が多すぎてやばい
  • 「とはずがたり」で暴露される宮廷内の性事情は、公刊できないほどやばい
  • 「とはずがたり」は古典文学作品としても一見の価値あり

興味を持った方は、ぜひ作品を手に取ってみてくださいね。

「とはずがたり」のやばい世界に、あなたも引き込まれてしまうかもしれません。